<(株)アンビシャスのいつか来た道=工事休止・撤退から建設中止へと至る道>
〜(株)アンビシャスが、ここ流山市向小金4丁目に計画していた「アンビシャス南柏(仮称)」の建設工事を昨年10月初旬に休止してから、すでに6カ月以上が経過した。
当初、『設備設計における一部見直しを事由にした工事休止』という<建前>でいたが、実際は工事継続のメドが全く立たないという悲惨で、格好のつかない何とも無様な状況である。
だから、「言わないこっちゃない!」と憎まれ口をひとつでも叩きたくなる程、このような事態を招く(株)アンビシャスとは会社としての方向性など全然見えていないマンション開発集団なのです。
これを称して「お粗末な事業展開」と言わずして、何と表現すれば良いのでしょうか??
2007年秋に威勢よく<マンション建設>を宣言したものの、2008年にはこの計画をいったん休止して、その後数年間何も出来なかった実績がやはりあります。それに懲りず、2010年にはまた<マンション建設>を宣言、翌年に必死になって予定から大幅に遅れた建設工事を開始したものの、またもや同じ轍を踏んでしまい、<敢え無く頓挫>の事態でした。
この間、リーマンショックだの、東日本大震災、原発事故によるホットスポット問題等々の事象があったにせよ、どの道この会社が計画した本件プロジェクト自体少なからず問題を内包した、“見切り発車でのいい加減なアイデア”というか、思いつきレベル程度の中身だったと指摘されても、仕方ないと思いませんか。先般のリーマンショックの教訓を学習していないのでしょうか?
一歩退いて、昨年来発生している災害、環境問題などが社会的な一大事件と考えた場合でも、彼らの仕事の内容は社会的に見て、馬鹿馬鹿しいほど低レベルの業務遂行だと考えざるを得ません。
それらが、すべて想定外だったと言ういい訳しか彼らは出来ないに違いありませんから…。
普通、マンション建設は長期にわたるプロジェクトだというのが、誰でもわかる筈で、その期間に起こりうる様々な事態を想定し、資金繰りから始まり工事業者との各種折衝、工事監理、日程調整…等々、最悪のシナリオを想定した上で進めるべきであり、現代社会はこうした不測の事態が起こりうる、不断に変化のある激しい環境下にあるのは明白です。
災害、環境の変化、経済事情の変化など、これからの社会では将来の不確定要素をある程度担保しながら、まともな経営者は会社の運営をするでしょう。やる気、根性、勢いだけ、精神力だけでやって行けると言うのでしょうか、この会社の経営方針には大いなる疑問符がついてしまいます。
同社の経営基盤たる財務が脆弱な状況(おそらくフラフラ)で、常に金融機関が融資してくれないとマンション1棟建設できないのでしょう。以前は若干でも余裕があった銀行筋が、旧来からの慣れ合いで少しは融資していたものの、世界情勢の不安定感と我が国の難しい経済状況から、長い事塩漬けになった土地の償却だけが目的の売れもしない、特長のほとんどない凡庸で陳腐なマンション計画では、自行の経営財務の健全性確保や採算面から融資ストップするのは当然の成り行きです。
元々、財務体力の無い会社ですから、長期展望が不可欠な工事業をするマンション建設を行う事自体、背伸びし過ぎなのだと周辺住民ならずユーザーは見ています。せいぜい、中古マンション市場で活路を見出すべきで、自社ブランドでの建設など潔く断念すべきです。それ以外に生き残る道があるとは思えません。
一事が万事こんな始末だったら、ユーザーにとって見ても信頼や安心は生まれないと思えます。つまり、将来の見通しをある程度描けないマンション開発業者には、長期にわたるマンションのアフターケアがしっかり出来ると思う程、お人よしのユーザーがどの位存在するのでしょうか?
厳しい世の中、それは少数派〜マイノリティでしかありません。
以上述べてきた事柄は、このマンション業者に何度も“煮え湯を飲まされてきた”我ら利害関係者、業界ウォッチャーだけではなく、常識的に一般の人たちも少なからずそう感じることでしょう。
{そして、結論!!}
これからの見通しを予測すると特段の売りもブランドもないマンション開発業者の郊外型マンションが、まともに建てられると信じている人間は、素人でもほとんど居ないのでした。
一般庶民が人生の一大事業として位置づける不動産購入という行為を、しっかりとコンセプトに基づき、責任を持った誠実な建設施工業者と共に生活設計やライフスタイルを提案しながら、ユーザーに寄り添える姿勢・実体がないのなら、マンション業界から即刻退場すべきです。
怒りを持って、改めてマンション建設反対を強く訴えます!
「アンビシャス南柏」建設に<NO!>という会 (2012.4.16)
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