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はじめに(建設反対の理由)



 町は住む人の共有財産です。

 私たち向小金の住民が、今回のマンション(「アンビシャス南柏」)建設計画に反対しているのは、決して「住民エゴ」ではありません。なぜなら、あまりにも<不合理で安全を軽視したマンション建設である事が明らか!>だからです。

 マンション開発業者は、当然ながら営利企業である訳で、営利の為法律にのっとった許可・認可を受ければ問題ないと主張します。しかし、果たしてそれだけで良いのでしょうか?法律の許す範囲なら何を建てても良いと考えるのはあまりにも貧しい考え方です。
 建築基準法など、法律が決めているのは最低の基準なのですから、その町の実情に沿った住まいとしての環境や商業地、工業地等の環境に合わせて周囲との協調が必要です。 マンションの場合は一般の個別住宅よりも巨大なため、より大きな自己規制が必要であるのに、経済効率だけが優先されていたのでは「まち」としての機能が十全に果たせません。

 現在の当該土地環境は、まだまだ安全や自然環境への配慮が不十分です。これから環境を整え、協力して安全な環境を作る為にも、この建設計画を白紙に戻し、より良い地域の街づくりを住民参画の元、再度、行政と関係者が計画を練り直す方向性が必要です。また、建設業者も住む人のためのよい『商品』を生み出す契機になると考えます。
 それこそ長い眼で見れば、禍根を残す事のない、“自然環境と共生した賢い21世紀型の街づくり”の第一歩になるのではないでしょうか。



INDEX


不完全な地域インフラへの影響


交通へ
の危機増大


市の「グリーン宣言」違反


マンション建設に不適切な土地


問題地略図

企業としての問題性(追加項目)

<2012.4:追加記事> 中止アピール
<2016.4:追加PDF>

◎話合いの成立しない会社:クリックボタン

 


              反対理由1

 不完全な地域インフラへの影響


下水道の未完備

〜流山市小金4丁目地区では公共下水道は未整備のままであり、現在、浄化処理水、生活雑廃水および雨水は流山市と柏市との境界の水路に流れ込んでいるのです。マンション計画地の水路からは、時々オーバーフローによる悪臭が漂うことが多々あり、これをマンションの建設によりさらに増幅することは、流山市だけでなく、松戸、柏の下流の住民の方々にも多大な悪影響を与える事が容易に考えられます。
 さらに、市行政の場当たり的な対応が招いた今日の住環境では、現在雨水が処理される側溝が大型住宅地を想定しない小規模のもので、これすらも過密状態です。

 過去何回かの集中豪雨では、この側溝をオーバーフローして道路を流れ、窪地(以前は田圃で現在荒地)に周辺の雨水がたまり、さらに水路からは浄化処理水があふれだし不健康な湿地帯を作ってしまいました。異常気象が世界中で起こる今日のような気候では、いつ何時ゲリラ豪雨と呼ばれる短時間に大量な降雨をもたらす事態に、普通でも安全を確保する為の方策が求められます。いわんや、既にオーバーフロー気味の地域インフラが“悲鳴”を上げていく事は、誰でも容易に想像がつきます。

 また、当該マンション建設予定地は、しっかりした幹線道路からかなり入り込んだ地域に位置しているので、そこに至るまでの道は私道も多くある簡易な舗装道路であって、大型車輌(ミキサー車、クレーン車、ダンプカーなど)が多数往来した場合、道自体が相当ダメージを受けるのは明らかです。

 仮に行政がこうしたインフラを整備した後に集合住宅を認可するのだったら、まだ納得行く話合いが出来ると考えられます。しかし、一旦マンションが建って実際に問題が発生してからの解決は、なかなか現実的ではありません。従来から行政の公共サービスをまともに受けてこなかった地域住民を犠牲にしながら、新たな流山市民を受け入れるというのは、明らかに不合理極まりない愚策と言うべきでしょう!

怒りを隠せない住民


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             反対理由2

 交通安全への危機

交通事故

(交通渋滞・学童への危険)

〜周辺には、2つの小学校(向小金小学校、光が丘小学校)、大学(麗沢大学)があり、その通学路となっています。通勤通学時間帯は、学生や通勤者等が、数多く通行する車の直前や横に溢れて、事故の危険性が指摘されている場所もあります。このような状況もあり、この道路は、朝夕、学校関係者、PTA、地域のボランティアが道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図るために街角に毎日立って交通安全のための活動をしている状況です。

 また、曲がりくねった細い道が多い地域特性もあり、こうした現状でさえかなり交通安全の問題が存在し、交通安全対策に苦慮しているのに、ここを大型ダンプ、コンクリートミキサー車、クレーン車等々大型工事車両はもとより、各種工事関係者の車両が多数行き来する場合、現在以上常に非常に危険な事態が発生すると思われます。
 
さらに、マンション建設予定地の前には、向小金公園という小さな公園が在ります。普段、お母さんが子供を連れて遊ばせたり、学童が放課後集まって遊びに興じるパブリックスペースで、その真ん前で大型工事を行なうのです。その工期は少なくとも1年近くかかるでしょうから、その間はきっと子供たちの遊び場を奪う事は確実です。

  「理由4」
でも触れるようにそもそも建設地自体が行き止まりの角地にあります。まず単純に、大型車輌や工事関係車輌は一体どの位あって、どのように、どこに停めるのでしょうか??誰が見ても、このような地形の場所に駐車スペースは十分に存在しません。
  また、クレーンや特殊工事のために必要な大型車は、回転したり、方向を変えるためにそれなりの広い場所が必要な筈です。しかし、そんな場所はこの地域のどこに在るのでしょうか?仮に、存在すると主張するならば、当事者たるマンション開発業者はその明らかな論拠を明示するべきです。
  しかし、今日に至るまでほとんど住民を納得させるに足る資料・データの提示はありません。法令で定められた条項を満たしたというだけで、説明しないなどというのは本当に呆れた事です。

  このマンション建設は、周辺住民の環境悪化に留まらず、曲がりくねった狭い道並みに幹線道路と同様な交通事情を招き、学童が日常通学する唯でさえ狭い抜け道状の道路を、危険極まりない“危険ロード”に変えてしまう可能性が大きいものです!(現在、地域住民がボランティアで朝夕街角に立ち、学童の安全を補完・担保している状況です)

危険!!  危険!!  危険!!  危険!!


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              反対理由3

 流山市の「グリーン都市宣言」違反
      〜行政自らによる『環境宣言』への背信

自然破壊

<地域の問題>

〜向小金という所は、流山市の中心から離れているため、過去から今日に至るまで地域サービスにおいて、非常に遅れた地区です。高度成長期に分譲された宅地の多くは、大型デベロッパーが開発してこなかった為、規模の小さいものばかりで、区画もしっかりとした都市計画においてなされたとはなかなか言い難い代物なのです。 近代化されていない都市計画のなし崩し的対応が継続してきた事で、現在注目されている「つくばエクスプレス」の周辺地域とは全く異なる、しっかりとした都市計画の感じられない地域であることは事実なのです。

 さらに、向小金という地域は流山市の外れで柏市と接している地帯で、中途半端な地域開発続いてきた事による問題に関して、流山市行政はほとんど黙殺してきました。ただ、近くにある広池学園(麗澤大学・高校・幼稚園)に連なる残された自然がひとつの財産で、特段の利便性よりもこうした<穏やかで安心の出来る>環境を地域住民は、日常生活において楽しんできました。
  従って、自然環境その中でもわずかながら残った小さな自然の森が【旧・向小金散策の森】だったのですが、これが市当局の意向で閉鎖され、その所有権が当該マンション業者へと渡っていったのです。

 一方、流山市は近年『緑を大切にする街づくり』を標榜し、街づくりを活かそうとPRして来ました。注目を浴びた「つくばエクスプレス」開業に合わせ、鉄道周辺地域の開発と自然保護をうたって首長になった人を現在行政のトップとしています。この首長は、タウンミーティングを行なったり、まちづくり条例を公募するなど“まちづくりのプロ”としてその手腕を期待されている方です。
  その政治信条・公約の一に 「環境との共生/緑の拠点化」 (=『緑の拠点を守り活かし、開発で失った緑を回復する仕組みとして、流山市は全国ではじめて、ヒートアイランド現象を抑制する緑化による森の街づくりに取り組む』)を掲げているにも関わらず、この言明と全く反対の市政を行なっている事実に、私たちは本当に愕然としています。本件に関わらず開発課、緑の課等々硬直化した縦割市政の弊害が顕著で、場当たり的で本質的解決先伸ばしの如き業務しか行なっていないのが、大変遺憾です。

 本件の経緯(別ぺージ参照)からして、 市長の標榜する公約とは 180°異なる市側の対応は地域住民として全く納得がいかず、向小金という流山市でも市政の恩恵を過去から現在まであまり受けていない地域に対して、更なる環境悪化と安全性を脅かす愚行は、絶対行なうべきではありません!
  本件マンション建設問題は、健康都市宣言でいうところの“緑豊かなまちづくり”に逆行するものであり、既存の住環境を著しく損なうものと言わざるを得ないのです。それは、あまりにも場当たり的で、不作為の結果、我々地域住民は流山市民として向小金地域がしっかりと享受できなかった行政サービスがもう一度しっかりと作りなおされる事を期待し、こうしたマンション建設に異を唱えています。

 

一戸建て  建設工事  建設工事  建設工事  一戸建て

 


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                反対理由3

 マンション建設地として不適切極まりない予定地


間違った土地選び

<地域の問題>

〜向小金という所は、流山市の中心から離れているため、過去から今日に至るまで地域サービスにおいて、非常に遅れた地区でした。高度成長期に分譲された宅地は、大型デベロッパーが開発してこなかった為、規模の小さいものばかりで、区画もしっかりとした都市計画においてなされたとはなかなか言い難い代物なのです。

 マンション建設予定地に通じる道路は一方向のみで、しかも乗用車がすれ違うのも苦労するほど狭いのです。上記で既に述べた理由のとおり、児童、生徒の通学路となっているため、事故が多発する恐れがあります。事実、私道と公道が入り組んでいます。私道はとりあえず自転車、人の往来には問題ない程度の道幅はありますが、車が何台も駐車できるスペースはありません(当然のことながら、私道での駐車は違法となるので、住民は発見次第、警察へ通報しますが…)。

 

<********現場イラスト地図********>

地域概略図

 第一回目の住民説明会が開催された時に、住民の中から「こんなどうしようもない条件の土地にマンションを建てるという感性が理解出来ない。会社のセンスを疑う」旨の発言がありました。まさに、一般常識から見て、こんな地勢の悪い土地に、一戸建てならともかくも、マンション(集合住宅)を建設するという考え方自体、まっとうなマンション業者なら考えもしないだろうという感想は、ほとんどの住民が抱いた偽らざるものです。

 例えば、退避路の問題ひとつとってもまともな建設計画になっていないのは明らかです。集合住宅(マンション)となると少なくとも数十人から100人以上の人が住む訳ですが、災害時・緊急時に多数の人が避難するにあって、避難経路は数多く設けられるべきだろうと思うのですが、マンションに面する道は一方通行の小道であって、マンションの先は行き止まりです。また、設計図面を見る限り、建物は敷地一杯に建てられる様子で、マンションの予備地というか退避スペースが建築各種法令ギリギリにしか設けられていないようにも思えます。
消防や救助の車輌がどうやって入ってこられるのか、高層階までのハシゴ車が駐車する事の出来るスペースはどこにあるのか?以前、当該土地の入り口にあたる場所で、大型の消防車が方向を転換するために、かなり苦労して切り替えして、時間を数十分費やした光景を見たという住民もいます。緊急時にそんな対応で、消火活動にあたれるのでしょうか??素人にハッキリ説明して欲しいものですが、過去、数回こうした要求に、マンション業者からまともな回答はありませんでした。

(上図をクリックすると大きいサイズの図解が表示されます)

  これほど、 交通上、安全上、防火上の条件の悪い地形にある敷地にマンションを建てること自体、一般の社会通念と照らし合わせて許しがたいものです。万一、災害や事故が発生したら、一体、誰が責任をとるのでしょうか?

   火災    火災  火災  火災    火災


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マップ

マンション建設予定地と周辺地図

マンション建設予定地図

問題の概要明示図

問題概要略地図

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「企業の問題性」タイトル

●社会的に責任ある企業活動が行えない
問題のある体質の会社●

(2011年10月追加事項)

?

*2007年秋にこのマンション建設計画が(株)アンビシャスから発表され、今日に至るまでこの会社と近隣住民は交渉を重ねてきました。近隣の住民は、この会社と利害関係を有する立場で、直接・間接的に会社の行動、事業活動、その他マンション建設に関わる様々な事象を見聞きし、交渉もしてきました。しかし、最終的に判明したのは、この企業の無責任極まりない活動そのものでした。

*度重なる工事延期、<計画>と称し発表された事業内容の杜撰さ、実行されない諸事業、「約束」として明示した建設工事や計画がまともに履行できない状態、『説明会』なるイベントで10数回重ねた住民を振り回すだけの不毛なミーティング、突然の工事休止…等々、企業活動がまともに展開される事は殆ど有りませんでした。

*こうした企業が作り出すマンションといったものが、いかに消費者の為になる製品なのか疑いたくなる活動しか、今日までこの企業はしていません。仮にマンションを作って販売していったとしても、欠陥マンションであろうと容易に想像される代物でしょう。
このような企業は、正に「周囲に迷惑を平気で撒き散らす」とさえ思える程、問題のある会社なのです。

*この企業に対しては、「アンビシャス南柏(仮称)」の建設を断念し、マンション業界から退場してもらう事を再度強く望みます!

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